塗り方のコツ |
1、はらう! |
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2、とにかくすばやく! |
ぼかしのパターンとして、一番左が普通に塗っただけ、真ん中が先に0番(カラーレスブレンダー)を塗ってから色をおいた場合、
右のが色を塗った後0番でぼかした場合です。
薄い色は良いのですが、濃い色はぼかしにくく、無理にやると汚くなるし回りに染み広がってしまうので注意。
上の例は0番でやりましたが、コピックは元々互いの色をぼかす事が出来る画材なので、0番の代わりに
薄い色のコピック(濃い色をぼかしたい場合は中間色)で代用が出来ます。
若干濃くなってしまうかもしれませんが、自然と色が馴染み合うので0番を使うより断然綺麗・安全に出来ますよ^^
方法としては、大まかに「薄い色から」と「濃い色から」の2つ。
どちらにするかは好き好きですが、肌色などあまりメリハリを出したくない場合や広範囲などは「薄い色から」のがムラを防げますし、
単純にがっつり「グラデーション」にしたい時は「濃い色から」の方がやり易いです。
上の例は、 1.薄い色を下地として全面に → 2.濃い色を入れる → 3.中間色でぼかす → 2.3を繰り返し
→ 中間色〜紙の白部分を薄い色で馴染ませる・・・という感じ。
最低でも薄い色・中間色・濃い色で3色あると良し。あまり重ねると色が沈んでしまうので3〜5色までが限度でしょうか。
*ポイント*
ブラシの「はらう」で強弱を付け、ニブの跡を消す為に小まめに色を馴染ませるといいです。
あとは、やはり塗った色が乾く前にすぐ次の色を重ねるのが重要。
その人の画風にもよるでしょうが、出来るだけ色を使うと絵に深みが出て存在感が増します。
どんな色を使うかは好みですが、無難に連番(E40とE43、E000とE00 など)や同系色ならまず失敗はありません*
ただ、あまり色を重ねすぎると、彩度が下がって暗い感じになってしまいますので工夫が必要。
E13● E13だけで塗ってみました。 1色ではろくに明暗が出せないので、どうにも平坦です。 |
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E13● +E74● 中心とフチの辺りに濃い色を加えました。 ぺったんこだった絵にちょっと立体感が出ましたが、やや紙の白が目立ちます。 |
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E13● E74● +E50● YR31● 紙の白との境界を肌色で馴染ませ、黄色で輝きをいれてみました。 ほんの一工夫で、あっという間に深みのあるいきいきとした瞳に大変身* |
コピックには、水彩ブラシの方と四角くて固い方がありますよね。 |
初めの頃は「イラスト描きたいけどその前に本数を集めなきゃ。でもお金がなぁ・・・」ってなるかもですが |
コピックは一本380円でちょっと高め。なので最初はチャオから入るのが安心ですが
この先もずっとコピックで行く!って人はスケッチの方が後々お得。エアブラシが使えないしインクも少ないですからね。
また、コピックのセット売りだと安く買えますが、実質あまり使えない色ばっかなので、自分が欲しい色、
出来れば薄い色合いから一本一本買っていった方が良いです。
店頭にあるカタログのカラーチャートも実際と全然違う参考にできません。買ってみたらすごい濃くて使えなかったり...。
たまにコピックの解説本などにちゃんとしたカラーチャートが載ってたりするので、そっちを見れば、欲しい色がすぐ見つかりますよ
私は『コミッカーズ』のイラストスタートアップガイド(カラーマーカー)を参考にしてました。
コピック全色のちゃんとした色見本&豪華作家陣の制作レポも載ってるのでとってもオススメです!(別に業者の回し者ではないです/笑)