ーー ルーンベルグの絵本 キャラ紹介1 ーー
七色の名をもつ種族達が統べる世界。
その種族達の中に、必ず1人、特別な力を持つ存在が生まれる。
その特別な力をもって生まれた者達は”色を持つ者”として神聖視され、様々な暮らしをしている
赤の色を持ちつつもそれ以外一切謎に包まれた者…苑薇と、その仲間達の、色をめぐる誰も知らない物語


 

苑薇(えんび)

 

 十数年前に滅んだ紅灯(オーディア)族の生き残りで、
 赤の”色”を持つ者「レベーリア」とも呼ばれる。
 本来権力者は真名を隠す風習があるが、気にせず「苑薇」と名乗っている。
 どういった”色”の能力を持つのかは誰も知らない。
 
 彼(彼女?)の性別については仲間内で度々論争が起こるが
 おもしろがってか、当人はあくまでノーコメント。
 趣味は読書と薔薇の栽培。左頬に模様があり、いつも帽子と手袋をしている。
 多くを語らずいつでも笑顔で一歩引いた場所から皆を眺めている、掴めない人。

 彼の住む店は、必要としている者の前にしか現れないと言われ、度々異国の者が迷いこむ。
 詳細は不明だが、本人が「店」としている以上何かしらの取引が行われている様子。
 時々誰もいないのに誰かと会話しているような、独り言を繰り広げている。
 
 *全身立ち絵


セリス

 

 蒼月国(フェンリア)の第二王子で、青の”色”を持つ者「セィリエス」
 真名は紫楼(せいろ)というが、皆からはセリスという愛称で呼ばれている。
 肉眼では見えない細やかな糸で、人形や物を操れる力を持つ。
 
 大陸の多くを統べる大国。武力と知識の長け国の歴史も深いが、その分貧富の差が激しい。
 王子とはいえ、"色"を持つ特別な存在なのでセリスは王位継承権は持たない。
 そのため自由気ままで、家族からも腫れ物を触るような扱いをされる苛立ちか、
 口が悪くわがままで天の邪鬼。でも本当は素直で人一倍寂しがり。
 
 差別せず自由で大人っぽい苑薇の事を慕っており、ちょくちょく城を抜け出しては
 苑薇の店に居座っている。いつも持っているパンダのぬいぐるみは幼い頃苑薇にもらったもの。

 *全身立ち絵


レム

 

 黄生(ニダリリル)族の子供で、黄の”色”を持つ者「レムリドル」
 本名は畄葵(るき)。動物の言葉が理解出来る。
 
 生まれつきとても小柄で力が弱く、あまり知能も高くない種族。
 性別・年齢関係なく、一貫したその可愛らしい外見から、他国の資産家の元で
 奉仕活動(主に愛玩目的が多いが)をする事で生計を立てている。
 
 とても大人しくいつもぽややんとしており、あまり言葉を発しないタイプ。
 まだまだ世間知らずで、動くものや甘い物をくれる人にフラフラついていったりと
幼く危なっかしくい所もある。
 
 *全身立ち絵


双葉(ふたば)

 

 緑地(クレイム)族の少女で、緑の”色”を持つ者「ユーリカ」
 苑薇と同じく異名で呼ばれるのは好きでなく本名「双葉」を名乗っている。 
 人・動物など自由に姿を変化出来る。
 
 女性が政権を持ち犯罪が日常茶飯事の国で、争いも絶えず大の男嫌い。
 口が悪く気の強い所があり敵も多いが、女性や小さくて可愛いものが大好き。
 
 歳の近いセリスとは多少親しく、その流れで時々苑薇の店についてくる。 
 苑薇を何を考えてるか分からず不気味だ等文句を言いつつ、 
何もない平和な時間をひっそりと楽しんでいる。
 
 *全身立ち絵


郵便屋さん

 

 世界のあちこちに郵便を配達をしている人間族の青年。
 人当たりがよくにこにこと皆に笑顔を振りまいていて「郵便屋さん」と広く親しまれている。
 
 幼い頃の精神的ストレスで、言葉を話す事が出来ない。筆談は可能。
 その為本名は不明。仕事で殆ど帰れないが一応苑薇と共に暮らしている。
 苑薇とは長い付き合いで兄弟(?)のように仲がよく、心を許しているようで
 セリスが対抗意識を燃やしている。
 苑薇について色々知っているが、何も語らずあくまで傍観を貫いている。
 
 *全身立ち絵


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